<5歳児の遊びから>
今日は5歳児の遊びを紹介します。
発達心理学者のパーテンは子どもの遊びを6つに分類しました。
① 何もしない遊び(0か月~3か月):何もせずに、興味のあるものを見つめる。
② 一人遊び(0か月~2歳):一人で遊んでいる状態。ほかの子どもへの関心は見られない。
③ 傍観遊び(2歳~3歳):他の遊びをしている子どもに関心はあるが、一緒に遊んだりするまでにはいたらない。
④ 平行遊び:同じような遊びをしているが、道具の貸し借りなど子どもどうしの協力は見られない。
⑤ 連合遊び(3歳~4歳):同じ遊びや道具の貸し借りはあるが、子ども同士の役割分担やルールのある遊びがあるわけではない。
⑥ 協同遊び(4歳~):遊びの中で子ども同士で役割やルールをつくることができる。
以上のように遊びにも発達段階があります。5歳児ごろになると集団での遊びが生まれてきます。
園庭での5歳児の様子を見ていると、子どもたちが集まって、「だるまさんがころんだ」が始まりました。
園庭での遊びをずっと見てきましたが、子どもたちだけで集団で遊びが発生したのは初めてです。子どもたちで場所やルールを決めていて、
担任によると前日、教室で少人数で始まった遊びが、園庭での集団の協同遊びへと発展したようです。これからの遊びの展開も楽しみです。
