<こどもの遊び・繰り返し遊べることの意味>
坂田こども園の園庭には築山(つきやま)・土管があります。子どもたちは園庭での遊びの際は、築山を登ったりおりたり、何度も繰り返します。最近は滑って遊ぶことも始まりました。
ちょっと疲れたら土管の中でひと休みする子もいます。
園庭は坂田小学校の通学路にもなっていて、放課後は小学生が同じように遊んでいます。小学生になると築山での遊びもダイナミックになってきます。
大人の目線からだと、毎日同じことを繰り返して飽きないのかと思ってしまいますが、同じように思える繰り返しの遊びが子どもにとっては日々変化があり、発見があります。
砂をかけることによって、滑りやすくなると気づくと、最初は手のひらに砂をのせてスロープ側にかけていましたが、最近はスコップをもってきてかけていました。
繰り返しの中で子どもたち自身が問題解決のヒントを得たり、自分の体力や運動能力を理解します。それが自信につながり、自己肯定感を高めます。
また、繰り返しの遊びが子どもの予測可能性を高めます。
こうやると危ない、こうやると滑りやすくなるなど自分の行動がもたらす結果を予測できるようになるので、危ない行動を回避する学びになります。


